app.yml 設定ファイル

アプリケーション固有の設定を変更できるようにするために、symfony フレームワークは組み込みの app.yml 設定ファイルを提供します。

app.yml 設定ファイルでは、特定のアプリケーションで使いたい任意の設定を定義することができます。コードにおいて、これらの設定項目はグローバルな sfConfig クラスを通して利用可能で、キーにはプレフィックスの app_ がつきます:

sfConfig::get('app_active_days');
 

sfConfig クラスが symfony の設定プロジェクトのディレクトリにアクセスする権限を提供するので、区別できるように、すべての設定の名前にはプレフィックスの app_ がつきます。

設定ファイルの原則の章で説明したように、app.yml ファイルでは、環境が認識されコンフィギュレーションカスケードのメカニズムがはたらきます。

app.yml 設定ファイルは環境に合わせて変化する設定 (たとえば API キー) もしくは長期にわたって変更される設定 (たとえばメールアドレス) を定義するのにふさわしい場所です。このファイルは symfony もしくは PHP をかならずしも理解する必要のないひと (たとえばシステム管理者) が変更する必要のある設定を定義するのにも最適な場所です。

アプリケーションのロジックをまとめるために app.yml を使うのはお控えください。

app.yml 設定ファイルは PHP ファイルとしてキャッシュされます。処理は ~sfDefineEnvironmentConfigHandler~ クラスによって自動管理されます。