Symfony2 の最終バージョンまで... もう少しかかります

もしあなたが、毎週の IRC ミーティング に出席しておらず、先週パリで開かれた Symfony Live カンファレンスにも参加していないのなら、重要な発表を聞き洩らしているかもしれません。 Symfony のコアチームは、 Symfony2 の最終バージョンのリリースを延期することを決めました。もちろんこれは苦渋の決断でした。しかし、大急ぎで Symfony2 をリリースする必要もないのです。これはプロジェクトにとって本当に良いニュースでもあると思っています。なぜでしょうか? それは、これまでの数ヶ月間、たくさんの素晴らしい開発者達が Symfony2 チームに加わってくれたからです。彼等は日々、素晴らしいフィードバックをもたらしてくれたので、結果として Git リポジトリでのアクティビティはこの数週間は非常に熱狂的なものになりました。この裏付けに、先月だけで300以上のプルリクエストをマージし、150以上の異なる 開発者 (訳注 : 日本人のSymfony使いの方も数人エントリされてらっしゃいます) が色々な点で Symfony2に貢献してくれたと言っておきましょう。これはとても素晴らしいことですが、同時に、最近加えた全ての変更を安定化させるためには、もう少し時間が必要だということでもあります。

今後数日中に完了する予定の名前付け規則についてのいくつかの変更を除いて、コアアーキテクチャは既に安定しています。 Symfony2 のコアアーキテクチャはこの先数年間にわたって後方互換性を保てるぐらいに柔軟性がある、ということにコアチームが自信を持つのはとても重要なことです。

多くの人達がシリジリと待ち切れず、フレームワークと戯れたいと思っていることを、我々は知っています。よい知らせは、今まではそれが簡単ではなかったということです。9番目のプレビューリリースの ダウンロード が可能になりました。コアフレームワークへの変更の回数を抑えているため、もっと頻繁にリリースできるようになりました。ドキュメントの展開が早くなり、フレームワークのマスターバージョンを文書化するだけでよくなりました。新しい UPDATE ドキュメントのおかげで、ある PR から次の PR へアップグレードするのが簡単になりました ( 日本語版 もあります)。

それで、なぜせめて最初のベータをリリースしないのか? それは、今後マージされる可能性のある最後の大きな変更を待っているからです。それは、フォームフレームワークの リファクタリング です。最初のベータバージョンは、このプルリクエストをマージするかどうかの決断 (今週末あたりになる予定) をした後にリリースされる予定です。ベータになることは、フレームワークの全ての主な機能が使用可能になることを意味しています。つまり、そこからは後方互換性を崩さないということです。これらすべての変更は、統合を容易にするためにドキュメント化されます。最後に重要なこととして、パブリックで安定している API に @api というタグ付けを始めています。私のブログへの前の 記事 に書いたように、「 @api とタグ付けされた全てのクラス、メソッド、プロパティは、安定性を長い期間に渡って保証するという意味でパブリックです。名前やシグネチャ、動作はライブラリのマイナーバージョンでは変更されることはありません」。

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Symfony2 に関する情報(公式) Books on symfony